乱あんど癌

色んな意味で乱れたおっさんと、突然現れた派手な膀胱癌。RUN&GUN 速攻。常に攻守交替。先生、バスケもしたいし、あんなことやこんなこともしたいです。

第6話 新しい場所と慣れと幸せ~なんでもないようなことが幸せだったと思う~

こんにちは

 

本日は7月2日

約1ヶ月半ぶりに地獄の扉を開き

よくわからない症状で焦り

そして39度オーバーの熱

 

完璧すぎる条件

 

本来の入院予定日

7月8日まで入院決定!!

 

あぁ~~

あと6日間もあったじゃん。

つか、結局家帰れなかったじゃん。

家で子供達とご飯食べるのを約1ヶ月前から楽しみにしてたのに

叶わなかったし

店のことも、まだやることあるのにできないじゃん。

なんなら明日店行く予定だったし

 

あぁ~~

マジか~~

ただいま。

新しい病棟初めまして。

 

そんな不完全燃焼した感じのお話。

 

新病棟初めまして

ガクブル症状事件があったおかげで

病室まではストレッチャーで運ばれ

39度オーバーの熱は

毎度おなじみ余裕で40度の壁を超え

2日間は飯も食えず

ただただ点滴されながら横になっているのみ

 

これにも慣れてしまった

 

もはや先生や看護師さん界隈では

「まただよ、もはや中林じゃなくて熱林じゃん

なんて噂されているに違いない、と不安になるくらい

毎度恒例行事になっている

 

おかげで、せっかく新病棟に来たというのに、

なんなら、ここまでもストレッチャーで運ばれたため

途中の内観もわからず、気づけば病室で。

わかるのは、ここ17階病室の窓から見える新宿の景色は、なかなかのもんだ

ということくらいだった。

 

慣れ

毎回、高熱が出る理由

腎臓の炎症か、腎臓に溜まった水分中の菌が原因ということになっている。

 

高熱といっても、風邪ではないので

咳や鼻水、喉が痛いなどの症状はない

 

なので、ここまで高熱に慣れてくると

38度台の熱くらいだと、なんでもない

もはや元気だ。

37度台なんて、お話にならない

もはや平熱

39度台ではじめて、これは熱があると認識。安静を選ぶ

40度オーバーになるとさすがに別格で、動けなくなる

 

人間、慣れって怖いもんだ。

いや、これは成長なのか?

 

ひとつ嫌なのは、高熱後は3日間くらい

コリからくるのか、首痛とひどい頭痛に悩まされる。

ある意味、この期間が40度オーバーの熱より辛い

 

外出許可

高熱が出ると抗生剤を点滴する

これが効いてくるのが3日目くらい

抗生剤が効いてくれないと、解熱剤も効きづらい。

必然的に最初の2日間は動けない

 

3日目から抗生剤と解熱剤が効き始め

だいぶ楽になる

が、同時に首、頭痛がやってくる。

これが3日間くらい。

7月2日に入院して、7月6日に元気になった

 

明日、7月7日は七夕。

家族がお見舞いにやってくる。

お昼から夕方まで外出許可が下りた

 

久々の家族団欒

とにかく外出は楽しい。

家族団欒でとんかつを食べ、末っ子が一人前食べたのに感動

ブックオフで買い物し、

残念ながら雨が降っていたので、地下をブラブラした。

 

しかし

入院生活の長さと、病み上がりから

とにかく体力がない

すぐ息はきれるし、元気なふりをしようとしても顔に疲れが出てしまう

結局、病院に戻ってアイスを食べることになった。

 

熱が下がり始めた3日目から、新病棟探検は少ししていたので

多少は把握していた。

新病棟は9階に、レストラン、24時間営業のコンビニ

談笑したり、コンビニで買ったものを飲食できる広いフリースペース

さらに、外に出れる屋外庭園がある。

旧棟に比べたら天国だ。

 

各自、好きなアイスを買ってフリースペースで食べた。

 

癌になり闘病生活を送るようになって

世間でいう当たり前のことが

どれだけ幸せなことか

毎日のように思う。

 

究極論

人はいつか当たり前に死ぬ

ということすら

幸せに感じることができれば

死ぬことは恐くないんだろう

 

、、、

、、、

だめ!!

やっぱり!!

 

あたしまだ死ねない!!

縁起でもない!!

 

はーやだやだ。

どうしちゃったのかしら。

 

つづく。