乱あんど癌

色んな意味で乱れたおっさんと、突然現れた派手な膀胱癌。RUN&GUN 速攻。常に攻守交替。先生、バスケもしたいし、あんなことやこんなこともしたいです。

第3話 そんなに太いの入るかしら~汗だくでタオル咥えてメチャクチャにされた夜~

こんにちは。

 

ないと思ってたら

あって嬉しかったものらんきーんぐ!!

 

1位

おっぱ、、お金

そりゃーそうだ

入ってないと思ってた口座にお金が!

雄たけびを上げそうになる瞬間ですね。

 

2位

おっぱ、、時間

間に合わない!って思ってたら

時間を勘違いしてて、まだ余裕だった。

よかったぁぁー!ってなりますよね。

 

3位

おっぱぃ、、からし

慣れない角煮なんて作っちゃって、あ、からし買うの忘れたって時

冷蔵庫に、納豆やシュウマイに付いてた、からしの小袋が捨てずにあった瞬間。

自分を全力で褒める瞬間ですね。

 

Bカップくらいしかないと思ってたらDカップくらいあっ、、、、

 

今回のお話はじまります。

 

新人くん

19時頃

下半身の麻酔が徐々に切れ始めていた

エコノミー症候群にならないよう

手術後から足にマッサージ器みたいなのを装着しており

その感覚が少しづつわかり始めていたのと

 

ち○この先から膀胱に管が入っており、

基本的には、腎臓の管から尿は出るのだが、

その管の違和感も感じ始めていた

水を飲むことを許された。

 

20時頃

麻酔が切れ

膀胱がチクチク、ズキズキと傷みを感じ始めた

痛み止めをもらって飲んだ。

 

21時頃

痛み止めは効かず

それどころか、傷みは増して、冷や汗が出てきた

不安になってナースコールを押し、看護師さんを呼ぶ。

 

数十分後

看護師さんと当直の先生がきた。

 

「下腹部が張ってる気がするんだけど、なんでだろ」

「昔、授業でやったけど、平気だと思うんだよなー」

「なんだろなー、たぶん大丈夫だと思うんで、とりあえず経過観察で」

 

コイツ、ナンナンダ

 

大学病院あるあるなのか

この病院、とにかく新人パターンが多い。

前回の入院の時も、点滴の針が1発でまともに入ったことなんかない。

 

「でも、中林さん、こんなに汗もかいてますよ」

看護師さんからの一言。

この病院、看護師さん達の対応はホントに素晴らしいと思う。

 

「ホントだなー、中林さーん、どうしてこんなに汗かいてるのー?」

先生のセリフ

ホントびっくりしちゃう。

あたし衝撃。

 

「なんでか、こっちが聞きてぇよ!」

 

返した言葉もむなしく、彼は去っていった。

 

夜の始まり

たぶん看護師さんが、他の先生に指示を煽ってくれたのであろう

22時過ぎ

採血をした

 

汗でビチョビチョになり何度も着替えた。

どんどんひどくなる傷みに耐えるため

タオルを咥えて、ただただ唸っていた

 

23時半頃

採血の結果は問題なかった

今度はCT検査をすることになった

 

0時半頃

ベッドのまま処置室に連れて行かれた

そこには担当の先生がいた。

どうやらCTの結果を聞いて、家から来てくれたらしい。

 

膀胱内の傷が開いて出血し、

本来ならば管を通って排出されるはずなのだが

血のカスや塊が管を塞いでしまい

膀胱が血でパンパンになってしまっていた

 

お腹が張ってる時点で、なんとなくわかってたけど。

 

もう傷みも限界で

何時間も汗をダラダラ流しながら、タオルを咥えて唸っている僕には

反抗する気力もなかった。

 

処置としては単純だった

 

ち○こに刺さっている管を、血のカスごときで塞がらないくらいの太さに交換する。

 

こう書くと簡単だ。

 

先生から

「手術時に下半身麻酔を使っちゃってるから、今は使うことができない。痛いけど、ここを乗り越えれば楽になるので、頑張って」

 

痛いやつ。

 

数十分後には、膀胱の痛みはなくなっていたが

代わりに、ありえない太さの管が入ったち○この傷みで

朝9時まで寝れなかった

 

その日、また熱が出た。

 

つづく。