第4話 起立ダメ。礼ダメ。着席のみ。~先生、うちの子、わけあって体育もお休みします~
こんにちは。
どこの業界にも
必ず新人はいるわけで。
職種や現場、組織や個人によって
やり方や考え方も違う。
お客様で練習するな。
そこに代金が発生し、お客様であるなら、練習相手にすることは失礼だ。
あくまで僕のやり方、考え方ね。
どうすりゃいいんだっていう人がいるだろう。
そんなん知るか。
自分で考えろ。
死ぬ気でシュミレーションしろ。
そのお客様にいただいた代金が、自分の給料になるっていう常識を理解しろ。
誰しも完璧は不可能。わかった上での話。
代金をいただいて、お客様の前に立つ以上
力不足だとしても、全力でやれ、サービスしろ、自信を持て。
伝える努力をしろ。
そういうこと。
練習の時は誰よりも下手だと思って努力しろ。
本番の時は誰よりも自信を持ってプレイしろ。
ロッドマンかジョーダンが、そんなことを言ってたような気がする。
あいつは
誰よりも自信を持って
「とりあえず経過観察で」って言った。
あぁー
俺、間違ってんのかなぁー
あの新人怖ぇぇよぉぉー
その後の話、はじまります。
ち○こ痛い
ち○こ痛い
これに限る。
深夜1時過ぎ
処置が終わるまでの数時間苦しんだせいで
疲れがピークに達し
とにかく眠くなるのだが
ウトウトして身体の力が抜けると
ち○こがズキン!
起きる。
ウトウト、、
ズキン!
起きる。
ウトウト、、
ズキン!
起きる。
まじ、ち○こ、やべぇ痛ぇぇ。
痛み止めの点滴をしているのだが
極太管の痛みに効力はなく
眠れないまま朝を迎え、絶食後初の朝ごはんを食べ
病室に戻された。
熱を計ったら38度オーバーだった。
ち○こ痛&高熱
夜になる頃には
40度オーバーになっていた。
マタデスヨ。
少しづつ違和感の傷みに慣れてくるものの
30分毎に目が覚める。
昨日、寝てないのに
30分毎に目が覚める。
なんてこっただぜ。
身体から出る管が2本に増え
パワーアップした改造人間は
世界の平和を守るため
熟睡も許されないのか。
正義のヒーローって罪
あたしって罪な男。
何が一番罪って
この改造じゃー
その辺の中学2年生にも勝てる気がしないところ!
やんなっちゃう
もーホントやんなっちゃう。
起立禁止
これも初体験なのだが、、
ち○こに管を入れる処置後で、ち○こが血やらで汚れてたのと
40度オーバーの熱で動けなかったので
次の日、看護師さんがち○こを洗ってくれた。
きゃー!恥ずかしい!
あたし
されるがまま。
ま、ぐ、ろ。
これね
周りから
息子さん、起立しちゃいました?
って聞かれるんだけど
正直
管が痛くてそれどころじゃない。
っていうのと
もし起立しちゃったら
管が太すぎて、たぶん息子、いや親子ともども死ぬだろう。
という恐怖で
逆に
全く吠えないチワワやポメラニアンのようだった。
まぁ、なんて飼いやすいんでしょう。
ただし、お座り、お手までで、ちん○んはできませんが。
次から次へと
木曜朝まで
40度オーバーの熱と30分毎睡眠が続いた。
そこからは抗生剤が効き始め楽になってきたが
それもつかの間
明日の金曜日には
右腎臓管拡張と、左腎臓管増設という
前回の地獄が蘇り
ホント逃げ出したくなるイベントが待っていた。
目の前に地獄の扉が現れて
向こう側から
今か今かと、扉が開くのを待ち受ける
悪魔たちの声が聞こえ始めていた。
しかも
今回は
左右で扉が2つ。
嫌な予感しかしないやつだ。
つづく。