乱あんど癌

色んな意味で乱れたおっさんと、突然現れた派手な膀胱癌。RUN&GUN 速攻。常に攻守交替。先生、バスケもしたいし、あんなことやこんなこともしたいです。

第5話 地獄なんて意外と近所にあるもんだ~あ、今日、地獄特売の日だってよ~

こんにちは。

 

えー前回ですね

ち○こを連発しすぎまして

 

方々から、ちょっとお下劣だとのお声をいただきまして。

それはそれで、こんなブログを覗いてくださってる方がいるということなので

感謝感激なのですが。

反省しようかな

なんて思ってみたりして。

 

でも本当のこと書いただけだし、なんで反省しなきゃいけないの?

っていう疑問も湧いてきたりして

 

結局のところ

 

全く反省してないどころか

ジョジョでいうところの

「このビチクソがぁーー!!」

っていうセリフまで浮かんできちゃったりして。

 

はい、地獄に行ってきます。ち○こ。

 

三途の川

5月17日、金曜日

熱は下がったが、高熱の後遺症からか、首と頭が痛い。

 

今日しかり、この前の手術の時もそうだが

施術時間はほとんど決まっていない

こういうのは大抵、一瞬気が抜けた時に呼ばれると相場が決まっている。

 

13時半くらいだったか

案の定のタイミングで呼ばれた。

いきなり後ろから三途の川に蹴落とされたようなもんだ

 

セカンドオピニオン(別で説明するが)のこともあり

妻と母が来ていたのだが

2人の「頑張って」という言葉は全く心に響かなかった

「死なないで」「逃げて!!」

だったら違ったかもしれない。

 

地獄の手前

忌々しい扉の前で待っていると

出た。

恒例の、ちょっとご年配看護師、ぽっちゃりバージョン。

 

施術室に入り、モルモットの気分になる。

この施術が終わっても、決して仮面ライダーのようにはなれない

それは間違いない。

前回よりも成長した僕がいた。

 

ウォーミングアップ

はっきりしている前回との違いは2点。

1つ目は、担当の先生がチャラい先生(一応、僕の担当チームのトップであり、上手いと言われている)ということ

2つ目は、地獄が2回ある、ということ

 

施術台にうつぶせになろうとすると

「先に膀胱の管はずしちゃいますか」と先生。

「今?マジすか」

完全に腎臓モードだった僕は不意を衝かれた。

「いきますよー、ちょっとごめんなさいねー」

「いっっっっっった!!!」

 

マジかよ。今からが本番なのに

ち○この先がスゲェ痛ぇぇぇじゃんかぁ、、、

 

これも地獄というのなら、今日は3回ということになった。

 

地獄の扉再び

まずは右腎臓の管を太いのに入れ替える拡張施術からだった。

施術代にうつぶせに寝る。

流れは同じだ。

タオルは咥えておく。

これは成長した点だ

 

結果から言うと

前回なんて比べものにならないくらい地獄だった。

 

身体中から一気に嫌な汗が噴出し、止まらず

タオルが切れるくらい、痛さにもだえながら

ひたすら叫ぶ、耐える。

地獄の扉は開放され

悪魔達は縦横無尽に走り回り、飛び回り

何もかも破壊した

 

あまりの痛さに目を閉じると怒られた。

妻が出産の時に、看護師さんから言われていたのを思い出した。

痛みのせいで強く目を閉じてしまい、瞼の毛細血管がブチブチと切れてしまうからだそうだ

まさか、自分も言われることになろうとは思ってもみなかった

 

拡張施術が終わった時

全身からポタポタ汗を垂らしながら、絶望的な気分になっていた

右の背中はズキンズキンと痛む。

 

「中林さん、大丈夫ですかー?」

「次いけますー?」

 

僕の手を握りながら、身体をさすって

「よく頑張った、よく頑張った、ちょっと休憩ね、大丈夫?」

と声をかけてくれているご年配の看護師さん以外

 

あくまで作業であり

時間もないから次にいかせてくれという空気が漂っていた。

 

ムカつきたいところだが

「はぁ、はぁ、、、く、くそ、、、くそ、ちょ、ちょ、と待って」

それが精一杯だった

 

つづく。