Diner ダイナー
闘病中に読んだ本を中心に
勝手に言いたいことを言い
書きたいことを書く。
本は読んでも読まれるな。
そんな言葉はない。
Diner ダイナー
漫画感覚
基本的に海外文学の方が好きなんですよ僕。
もちろん翻訳版ですが。
なんだろ、日本文学って
感情移入しやすいんだけど
入れば入るほど、
頭の中の理想のスピード感と
読んで映像処理していくスピード感にズレが生じるというか。
情景描写や比喩表現みたいな、日本独特の言い回しに慣れてないんだろうね。
日本人なのに。
ダイナーは
海外文学寄り
というより
漫画に近い感覚かも。
非日常的な世界観っていうのもあるけど
スピード重視テンポ重視的なところが強くて
読みやすかった。
面白かった。
最近知ったけど、漫画にもなってるらしいね。
バトルロワイヤル
ちょうど20年前くらいかな。
この本にはビビッた。
当時は、たしか上下巻分かれてなくて、
辞書みたいな厚みだったと思う。
中学生の殺し合い。
こんなグロくてエグい話
世界初だったんじゃないかと。
なんなら世に出しちゃいけなかったんだと思う。
肝心の内容は
スッゲェ面白かった。
この人、天才かと思ってビビッた。
映画化された時
上映初日に観に行ったけど
整理券抽選でハズレて
他の映画館までダッシュして
そこで整理券当たってやっと観れた。
この本をきっかけに
「リアル鬼ごっこ」とか「インシテミル 7日間のデスゲーム」が作られたと言っても
過言ではないだろうな。
デスゲームのパイオニア。
何が言いたいかって
このダイナーも、それくらいいけたんじゃないかって。
売られてきた子が従業員として働く
毎日、何が起きるかわからない
個性豊かな殺し屋たちの食堂なんて
設定が最高過ぎるし
もっと広げられたんじゃないかと。
バトルロワイヤルくらい分厚くして
キャラ設定から背景からなにから、もっと詳しく細かくしてよかったんじゃないかと。
スピーディーで面白かったからこそ
ちょっとスピードを削ってもよかったんじゃないかなと。
あぁー
映画観たい。
原作と設定が違うのが
またねー。
なんでそんなことすんだよ。
バトルロワイヤルもダイナーも
こういう狂った役は
やっぱり似合ってるし最高。