PLUTO
闘病中に読んだ漫画を中心に
勝手に言いたいことを言い
書きたいことを書く。
手塚治虫は偉大だ。
あのタイプの漫画家はもう出てこないだろう。
PLUTO
もちろん
この漫画を持ってきたのも彼だ。
もはや誰もが知ってる
その「鉄腕アトム」の
「地上最大のロボット」という回を原作とし
浦沢直樹ワールドに仕上げた。
この「PLUTO」
アトムは主人公ではない。
原作では脇役だったドイツの刑事ロボット
ゲジヒトの視点を中心に描かれていく。
「ドイツ」
「刑事」
「MONSTER」を読んだ後だと
浦沢直樹らしいとしか言いようがない。
大人向けのアトムの世界。
「鉄腕アトム」世代が読む
大人の「鉄腕アトム」
これは面白かったなぁ。
僕の中では浦沢直樹シリーズトップに躍り出た。
全8巻ってとこも読みやすくて良かったかな。
男の子心
7体の世界最高水準のロボット VS 謎に包まれる最強の敵
普通の男の子だったら
このフレーズだけで
おしっこ漏れるでしょ。
それくらい興味をそそられるって意味ね。
おっさんで言うなら
このフレーズだけで
酒の肴になるでしょ。
もちろん原作の手塚治虫が凄いんだけど
それをインプットした浦沢直樹の
アウトプットの仕方も凄い
ロボットなんだけど
7体とも世界最高水準だけあって
できるだけ人間に近くありながら
かつ人間を超えてる部分があって
その個性と背景がしっかり描かれていて
これはね
泣いちゃうやつですよ。
ベッドの上で1人寂しく
何度泣いたことか
癌のことで泣いたことないのに。
癌宣告を受けて
1人ベッドで朝まで泣いたって
癌患者さんのブログやSNSで
本当にものすごく見るんだけど
あたしもそのエピソード欲しかった!!
気づいた時には遅かった!!
あ、話がそれた。
手塚治虫
忘れちゃいけないのが
「鉄腕アトム」
「ブラックジャック」
「火の鳥」
「三つ目がとおる」
「どろろ」
「ジャングル大帝」
「海のトリトン」
「ブッダ」
「マグマ大使」
「リボンの騎士」
僕が思いつく手塚作品なんてこんなもんで。
氷山の一角にもなってないと思う。
それくらい莫大な量の漫画を描いて
莫大な量の偉大な作品を残した、偉大な漫画家。
ちなみに
ペンの強弱と曲線を使い
手塚治虫が描く
女性の身体のラインは
当時、とてつもなくエロく見えたそうだ。
それは今の男性が見てもわかる気がすると思う。
いつの時代も
エロが男の活力ってことだ。
エロ万歳。
彼と浦沢ワールド
浦沢漫画は
彼が持ってくる
もうおわかりいただいてると思うが
デブでメガネの彼だ。
彼は昔から言っていた
「浦沢漫画だったら、中林さんは絶対MASTERキートンが好きだと思うよ」
どないなっとんねーん!!
持ってきとらんやないかーい!!
絶対に自分からは見ないと決めた。
持ってくるのを楽しみにしてるぞ。
そういえば浦沢さん
東京オリンピックの公式アートポスターのメンバーに選ばれましたね。
さすが。
応援してます!!