乱あんど癌

色んな意味で乱れたおっさんと、突然現れた派手な膀胱癌。RUN&GUN 速攻。常に攻守交替。先生、バスケもしたいし、あんなことやこんなこともしたいです。

第3話 占い師と貧乏神とホルマリン漬け~部屋とワイシャツとわたし的な感じかしら~

こんにちは。

 

みなさん

「ありがとう」って言ってますか?

 

僕は普段から言うことを意識してます。

接客業をしていたんで

「ありがとうございます」と言うことは当たり前だったのですが

業者さんやスタッフにも

できるだけ「ありがとう」と

 

「ありがとう」と言う時

「~さん、ありがとう」とか「~くん、ありがとう」と

相手の名前は

 

言わない。

 

なぜなら

誰に対しての「ありがとう」か

あえて言わないことで

脳は自分が言われたと勘違いして

なんちゃらっていう成分が分泌されるとかされないとかで

プラスに働くらしい

 

まぁ

言われた相手も幸せ

言った自分も幸せ

一石二鳥ってやつですな。

 

え?

最近のあたし

言うことがマトモじゃないかって?

 

やーだー!

ギャップ萌え!

またファンが増えちゃう。

 

サンキュー中林のブログ

本日もはじまります。

 

親友の誘い

 

僕は昔から

お金に縁がない

 

どういうふうに?

 

と聞かれると困るのだが

自分でも縁がないなと思う。

 

僕がお店を出す時

地元の親友が

知り合いの占い師?をすすめてきた

どうやら僕の話をしたらしく

貧乏神が憑いている可能性が高いと。

 

僕のいないところでどんな話しとんねん。

 

正直、僕はそういうのを全く信じていない。

ただ、すすめてきた親友こそ、僕よりもそういうのを信じなかったはずだ。

あいつ寺の息子だし。

その親友がすすめてくるっていうので少し興味があった。

 

しかし結局

開店準備で忙しく

行くタイミングを逃してしまった。

 

そして僕は癌が発覚し

お店は閉店した

 

もしや、、、

 

O.K.

 

ある日

親友から連絡があった。

 

前に話した占い師のところに行かないかと

 

正直、今の僕は神にもすがりたい状況だし

なにより断る理由が何も見当たらなかった。

 

僕は二つ返事でオーケーした。

 

ホルマリン漬け

 

駅付近で親友と待ち合わせして

占い師さんの家に向かった。

 

家に着き

インターホンを押す

小柄で明るい感じの中年女性が顔を出す。

思い描いていた占い師というより、近所の陽気なおばちゃんって感じだ。

挨拶をして家の中に入る。

 

入ってスグ

占い師さんが眉間にしわを寄せて僕を見た。

僕を、というより、僕のお腹あたりを

 

「こいつやっぱ貧乏神憑いてます?」

 

親友が聞いた。

 

おい、急ぐんじゃないよ。

 

「んー、貧乏神はもちろんなんだけど、、、女、、の子?」

 

ん?女、、の子、、?

なにそれ、、

まさか、、

モテる男の宿命か、、

僕のことを狙っている女の子達の生霊が憑いてるとか、、

やーだー

薄々気づいてはいたけど

あたしモテモ、、

 「女、、の子、、の赤ちゃん?

 

はい?

 

「女の子?だと思うんだけど、身体の一部分がない赤ちゃん、、」

「なんだろ、、ホルマリンみたいなのに漬けられてる感じの、、」

 

はい?

 

「それが1、、2、、3、、人、、かな、、中林くんの身体?内臓かな、、お腹あたりにそれぞれしがみついてる、、」

 

はい?

 

身体の一部分がなくて、ホルマリン漬けになってる赤ちゃんが3人、僕のお腹あたりにしがみついてる、、?

 

なにそれ、、

 

なにそれ!!

 

「なにか身に覚えある?」

 

、、、

、、、

、、、

あるわけないやろ!!!!

 

掴みはオーケー

 

「身に覚えって、ど、どういうことすか?」

 

「わたしも、こういうのは初めてだからよくわからないけど、、、

人体実験施設とか行ったことある、、、?笑」

 

、、、

、、、

、、、行ったことないわ!!!

つか、笑えるか!!

 

「それは冗談として、病院の廃墟とか、何かの施設跡とか、、そういうところは?」

 

若い頃、夏になると単車や車で色んなところに行った。

 

しかしそこにはいつも、今日一緒にいる親友もいたはずだ。

 

「あ、○○くん(親友の名前)は絶対大丈夫、家がお寺だし、ご先祖様達が守ってるから

 

ズルい、、、

ズル過ぎるぞぉぉぉぉーーーー!!!

 

「中林くんはそういうところで連れてきちゃったのかもねー」

 

いやー

信じてないとはいえ

最初から刺激が強いっす

 

しかし、衝撃の話はこれだけではなかった、、、

 

つづく。