乱あんど癌

色んな意味で乱れたおっさんと、突然現れた派手な膀胱癌。RUN&GUN 速攻。常に攻守交替。先生、バスケもしたいし、あんなことやこんなこともしたいです。

ペンギン・ハイウェイ

闘病中に読んだ本を中心に

勝手に言いたいことを言い

書きたいことを書く。

 

みなさんご存知のとおり

僕は皇帝ペンギン派。

 

ペンギン・ハイウェイ

 
これはね
昔からお世話になってるお客さん、というか
もはや友人なのだが、からお見舞いでいただいた。
いつもの「彼」と3人で飲みに行ったりする仲で
この「友人」も特殊である。
 
なにが特殊か
挙げたらキリがないのだが
 
「友人」は今回
この本を含め、4冊も持ってきてくれた。
古本感満載の
少しカビ臭いくらいの本を4冊。
「奥さんが、うちのゴミが減って助かるわー。って言うてました。」
という言葉と一緒に。
 
ゴミ持ってきたんかーい!!!
 
「友人」は関西人。
狙ってきやがったな。
 
まぁ、551の豚まんも一緒に持ってきてくれたので良しとしよう
 
その4冊の中から
あれ?これ映画化されてるよね?
ってことは面白いんじゃないか
ということで
このペンギン・ハイウェイをチョイスしたってわけ。
 

独特

小学4年生の男の子が主人公なのだが
独特な喋り方をする
 
いつもの「彼」曰く
この本の作者、森見登美彦の作品は
喋り方とか展開が独特なものが多いらしい。
 
たしかに展開も独特だ。
 
映像化前提で書かれたとしか思えない、というか
作者の頭の中ではハッキリと映像化されてるんだろうけど
読者側はなかなか難しいんじゃないかと。
僕だけかもしれないが。
 
これを作者が聞いてたら
読者のみなさんがそれぞれ思い描いていただけたら
とか言うんだろうな
 
無理やろー!!
 
缶がペンギンになるところとか
海とか
シロナガスクジラみたいな生物とか
 
作者の頭の中にある「正解」に
読者側の「想像」はどこまで近づけるかって感じ。

 

子供

 

僕は小学生の頃、宗田理作品が大好きで

ぼくらシリーズを中心に片っ端から読みまくっていた。

ぼくらの七日間戦争」の作者と言った方がわかりやすいかも。

 
そう考えると
昔から、子供が主人公の話が好きで。
 
スタンドバイミーしかり

 

 
このペンギン・ハイウェイも子供達中心の話だから
そういう意味では好き。
 
ただ、作者にこの年齢に近い子供はいないだろうってスグわかった
小学4年生にしてはちょっと無理があるところがちょこちょこあったかなー。
おしい。
 
無理があるといえば
冒頭にも書いたとおり
これ映画化されてるんだけど
 
 
これこそ小学4年生に見えない。
小学6年生くらいに見える
これ、親の立場からすると大きな違いだから
しっかり描いてほしかったな。
 
詳しくは「えいが」の方で書くので
またそっちで。
 

 結局

散々と言いたいことを言っておきながら

最後は泣くという。

 

想定内の最後だったんだけど

泣くという。

 

あたしスグ泣いちゃう。

スグ泣くおっさん。

 

昔から涙もろいんだけど

年取ってさらに涙もろくなった気がする。

 

しかも病室で泣くのって

なかなか緊張するのよ。

不意打ちで看護師さんが来るもんで。

病室のカーテンを開けると

坊主で髭面の、いい年したおっさんが泣いている。

 

恐いわ

 

うちの子供たちも

この本の主人公のように賢くなってほしいけど

その要素はまるでない

なぜだ、、、

 

まさか

 

父親か、、、

 

父親のせいなのか、、、

 

父親のせいなのかぁぁぁーー!!

 

クリリンのことかぁぁー!!」とキレる悟空のごとく言ってみる。

 

忘れよう

 

あ、最後に

この本の主人公と

僕の共通点を挙げるとするなら

 

おっぱいが好きだ。

 

以上。

あでぃおす。