第5話 来週のサザエさんは「カツオ貧乏神になる」の1本勝負です～いーんじゃーんほい！～

こんにちは。

みなさんご存知のとおり

僕は改造人間だ。

両側から出た管をムチのようにしならせ

歩く

両側から出た管を触手のように見せ

はにかむ

もはや隙すら見当たらない。

はっきり言って

改造人間だという、この事実だけでも

本当は秘密にしていたいところだ。

そこにだ

まさかの

身体の一部分がないホルマリン漬けの赤ちゃん3人が

内臓を掴んでぶらさがっている説。

ある日

友人からLINEメッセージが届いた。

それは

幽波紋、スタンドなんじゃないかと！！

わからない人達には申し訳ない

「ジョジョの奇妙な冒険」という漫画の第3部以降に出てくる

簡単に言うと

操れる守護霊というか、そんな感じだ。

やばい

僕はまだ進化し続けるのか、、、

スタンド使いにはスタンドが見える

見えない

基本的にスタンドは自分の意思で操れる

操れない

こ、これは、、、

スタンドじゃない、、、

スタンドじゃないぞおぉぉぉぉぉーー！！！

はじまります。

カツオ

「え、、初めてのパターンて、ど、どういうことすか？」

ホルマリン漬けの赤ちゃんという

言っては悪いが

グロい憑き物の直後だったため

どうしても思考がそっち側にいってしまう。

「首がないとか、、そういうパターン、、すか？」

あいかわらずニヤニヤしながら

「んーとね、丸刈り？」

はい？丸刈り？

「でねー、どれくらいかな、、、、中2、、くらいかな、、」

はい？

中、、、2、、、？

「丸刈りでーたぶん、、中学2年生くらい？だと思うんだけどなー」

はい？

丸刈り、、の中学2年生くらい、、、

、、、、

、、、

、、たしかに貧乏そうだけども！！

「おもしろいよねー！」

もはやニヤニヤではなく爆笑しながら言った。

、、、笑うところなのか？

、、笑っていいのか？

中2レベル

丸刈りで中学2年生くらいの貧乏神、、、

、、、なにそれ！！！

「丸刈り中2って、、、それって、、どうなんすか？」

「私も初めて見たから詳しくはわからないけど、基本的には外見に比例することが多いんだよねー」

「、、というと？」

「本当にどん底にまで落とすような貧乏神は、見た目も邪悪な感じでスグわかるわけ」

「、、というと中2は、、、？」

「中学2年生くらいの時って、お小遣いもらったらスグ使っちゃうし、貯金のことなんて考えなかったでしょ？」

「まぁ、、そうすね」

「だから、しょせん中学2年生レベルの貧乏神だと思うよー」

、、、わかりずれぇぇぇぇぇーーー！！！

「中林くん、お金が入ってきても、スグ出てっちゃうでしょ」

「昔から全然お金貯まらないでしょ」

、、、はい

「そういうこと」

、、、スゲェ納得！！！

生かされてる

「もしかして中林くん、子供好きでしょ」

「ちょー大好きっすね」

「やっぱりー、なんとなくわかった気がする」

「え？何がすか？」

「お腹周りの子達にしても、中2の貧乏神にしても、中林君は居心地が良いんだと思うよ」

「はぁ、、、？」

「今まで癌の人もたくさん見てきて、そういう人達って最初にドア開けた瞬間にわかるんだけど、中林くんの場合、生命力の塊が飛び込んできたんだよねー」

「もしかして、この中2、良いやつなんすか？」

「いや、貧乏神には変わりないから、もちろんいない方が良いんだけど、今は取らない方が良いかも」

「え？なんでっすか！？」

「居心地の良い場所を失いたくないから、この子達なりに頑張って、中林くんを生かしてるんだと思うよ」

「ここで焦って取って、中林くんの生命力が下がるのもマズいし」

、、、なんてこったい、、

僕、、、

、、、赤ちゃんと中2に生かされとるやん、、、

「とりあえず、手術が無事に終わるまでは取らない方が良いねー」

、、、結局、貧乏神も取らないんかぃ！！

つづく