第25話 巻きグソに憧れて、お尻を回してたあの頃 ～和式には和式の良いところがあると言いたい～

こんにちは

「病は気から」

僕はこれを信じています

「家内の力」

そりゃあもう絶大です

「野外で淫ら」

お願いですから仲間に入れてください

「ヤバいですから」

えーっと、、、何が？

って、こんなとこで大切な文字数を消費してる場合じゃない

「病は気から」

まぁ、どんな病も気の持ちようってことですよ

半年前に巨大な癌が発覚して

周りの人たちが、僕に対してどんな表情すればいいのか迷ってるのを見ました

絶望的な、哀れむ表情になってる人もいました

僕は幸せ者だなと

だって、どうでもいい人間に対して、そんな表情しないじゃないですか

僕の周りには、優しい人たちがたくさんいてくれているんだと

元気100倍アンパンマンですよ

たとえ癌だろうと

たとえ重病だろうと

たとえ無職だろうと

たとえ早漏だろうと

笑顔であれ

楽しくあれ、と

僕だって人間です

最初はヘコみましたし

今でもヘコむ時はあります

でも、笑顔であれ、なんですよ

おかげ様で

癌に見えない

元気そう

生命力に溢れてる

絶対に死なない

たぶん嘘だ

周りからそう言われるようになりました

、、、もっと心配しろやぁぁぁぁーーーーー！！！

はじまります

お漏らし

10月20日(日)　術後39日目

昨日の朝方

またもやお漏らししてしまった

新膀胱に200cc以上溜めれるようになってきたので

最近の夜間は、3時間毎トイレにしていた

日中は変わらず2時間毎なのと、漏れ出したとしても起きてるから対処できる

水分摂取量や、体調や体勢もあるんだろうけど

膀胱に溜まるスピードは一定ではなく

3時間で余裕な時もあれば

2時間ちょっとで漏れ出す時もある

夜中の辛いところは

寝てるから、そのスピード感に気づけない

昨日は2時半にトイレで起きて

戻ってもスグ寝れず

次の5時半に起きることができなかった

気づいたら6時で、お漏らし全開だった

漏れてた量的には

5時半の時点で漏れてたと思う

でも気づけなかった

ここ数回のお漏らしで気づいたことといえば

寝しょんべんで地図は描けない

ということだ

誰だ、そんなくだらないことを言い始めたやつは

、、、もしかして、本当に描いたやつがいるのか、、、？

あくまで余談だが

僕は昔

和式トイレで

漢字の「下」を、う○ちで書いたことがある

嬉しくて流せず、姉ちゃんに見せたものだ

あの頃の僕は可愛く、純粋だったなぁ、、、

惰性

10月21日(月)　術後40日目

正直言うと

19日、土曜日の時点で退院はできた

しかしだ

主治医の先生が

週末なのと、出張なのと、即位礼正殿の祝日なのとで

次の出勤が水曜になると

さすがに今回の入院は手術やら色々あったし

いつもより長期入院だし

なにより、一応は一区切り、ということで

お互い顔を見てから退院しましょう、と

水曜退院になった

なーのーで

最後の採血をした金曜日から火曜日まで

正直

惰性でしかない

仕事もせず

家でぐーたらして

飯だけ食ってる

ダメ亭主と同じだ

僕は

ここは家じゃない！病院だ！

という言い訳を

全力で貫いていこうと思っている

久保田

10月22日(火)　術後41日目

明日で退院、という前日

中学と高校の同級生が

わざわざお見舞いに来てくれた

明日で退院とはいえ嬉しいもんだ

地元は電車で1時間半くらい離れてるため

僕のお見舞いを理由に

新宿に向かう特急でビールを飲んで

帰りは、新宿で飲み

そして特急で飲みながら帰るらしい

、、、飲むついでじゃねぇか

たまたまだとは思うのだが

地元の友人達はアホみたいに飲めるやつが多い

僕は放浪癖があって

高校卒業してから

チョロチョロと色んなところで友達作っては

一緒にお酒を飲んできたけど

うちの地元のやつらはアホみたいに飲むんだなー

と何度も思ったことがある

いや、たぶんあいつらはアホなんだ

とも何度も思ったことがある

地元があるって本当に良い

ラブですよラブ

で、そんな彼らから

お見舞いの品をいただいた

久保田　萬寿

良いお酒なんですよ

本当に良いお酒だし

本当に嬉しいんですけど

、、、重てぇよ、、

やっぱりあいつらはアホなんだな、、、

つづく