最終話 弾丸ツアーっていうけど、どっちかっていうと弾丸よりもブーメランじゃね？
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こんにちは
SNSのおかげで「世界」が近くなり
テレビよりもYouTube
現金よりもキャッシュレス
Bluetoothによりワイヤレスが進み
何十年も当たり前だったCDもなくなりそうな勢いで
もっともっとあるけど
挙げだしたらキリがない
すごいスピードで時代が変わっていく
このペースはどこかで落ち着くのか
AI化が進めば進むほど
仕事がなくなるじゃないかと思う反面
それに伴って増えていく仕事もある
YouTuberなんてまさにそれだろう
億越えも夢じゃない
それこそ十数年前の日本じゃ想像もつかない世界だ
このブログもしかり
SNSにはとても感謝している
本当に多くの
同じ環境の人達とつながることができた
さらに広げて
より良くすることはできないか
Twitterで流行りの、レンタル～でもやろうかな
レンタル癌おじさん
オンラインサロンってのも興味あるが
あれは有名人がやってなんぼな気もする
何事も挑戦だ
はじまります
腎機能
全員の施術が終わり
明後日またお願いしますと
診療所を後にした
親友家族も満足そうで
「どうだった？」
と聞いてくるのだが
体調的なことを言えば、正直よくわからない
しかし
全摘出したこと
癌が残ってると最初に当てられたこと
さらに全身回ってると言われたこと
施術して、次回で癌がなくなると言われたこと
全てが衝撃で
まだ頭の中が「？？？」になっている
そんな話をしながら、また長い道のりを帰った
そういえば
その日はいつも以上に
やたらとおしっこが出たのだが
先生の言葉をもうひとつ思い出した
「腎臓の機能を回復させときましたから」
再訪
11月29日(金)
1人で行くにはあまりにも遠く
前もって先生には
誰か連れてくるかも、と伝えてあったのだが
いきなりそんな暇な人間が捕まるわけもなく
うちの奥さんが一緒に行くことになった
診療所の最寄り駅までの行き方を調べる
乗り継ぎがうまくいって2時間半くらい
乗り継ぎがうまくいかないと
、、、約4時間
、、、おいおい、、おかしいだろ
降りる駅を通り過ぎる
というミスを犯したが
なんとか3時間ちょっとで着くことができた
再戦
挨拶をして入り
前回と同じく
奥の診察室から「どーぞー」と呼ばれる
相変わらずの先生がいて
前回と違うところといえば
後頭部に針が刺さってないくらいだ
「今日は妻を連れてきました」
「よろしくお願いしますー」
「はい、はい、お願いします、じゃあ中林さん先にやっちゃいましょうか」
2人とも中林なのだが
そこは何も言わず
僕がベッドの端に座る
「今日で癌なくなりますから、そしたら病院行かなくていいくらいですから」
「はい、腎臓です腎臓です、3点、胃です、、心臓です、、肝臓です、、～点、、」
前回と同じように早口で何か言いながら
頭に針をプスプスと刺していく
想定外
「奥さん、旦那さんストレスゼロ！ね、ほら見て！ストレスゼロ！すごいね！」
「今日で癌消えちゃいますから！ね！よかった！」
もはや、ストレスゼロを連呼されると
ストレスを感じる身体になってしまった気がする
僕の番が終わり
妻と交代する
名前、生年月日、治したいところを言い
施術が始まる
「アレルギー、あります、卵、3点、更年期、あります、3点、腎臓、、、肝臓、、」
アレルギー、、卵？、、、、更年期？
なんだかボロクソ言われている
「身体いろんな所が悪いねー、遺伝だね、これは」
「中林さん子供いるでしょ、何人？」
「3人です」
「下の2人は身体弱いでしょ？」
たしかに、長男はひどい小児喘息持ちで入院したこともあるし
次男はしょっちゅう風邪を引く
「お母さんの血だね、しょうがないよ。一番上は全然元気でしょ」
長女はめったに風邪も引かない
「お父さんの血だから、娘さんもストレスゼロですよ」
まぁ、知的障害のある子なんで、ストレスゼロも近いのかもしれない
当たってる
と言いたいところなのだが
実は、長女は妻の連れ子なんで
「血」という面ではつながっていない
自分でいうのもなんだが
僕と長女はめちゃくちゃ仲が良い
娘と一緒にいると、なぜか「顔や雰囲気が似てる」と言われたりする
そんなようなもんだろうか
とうとう「絆」が「血」を超えたか
そして「ストレスゼロ」という、新しい「絆」が生まれたか
まぁ、それも悪くない
謎
2人とも施術が終わり駅へ
次の電車まで50分ある
、、、マジかよ
どこかで時間を潰せないか
軽くお茶でもできないか
駅周辺を探索する
、、、マジで何もない
駅前の駐車場の料金を見ると
1日200円！！
そんなとこあります！？
しかも2の部分、上書きしてる、、、
値下げしたのか、、？
常識で考えれば値上げだが、2の下は1しかない、、、
前は1日100円だったのか、、、？
もう少し歩いてみると
看板が見えた
何か店か？と思い近づいてみると
なんだ居酒屋か、、、、
って、どっちの方向にあんねん！！
周囲には居酒屋らしき建物はない
、、、謎だ
帰還
14時前に施術が終わり
途中、飯を食ったのはあるが
家に着いたのが
21時頃
なんとも長い旅だった
ちなみに妻は
行く前と行った後で
体調は全く変わらなかったらしい
僕の癌はなくなったのだろうか
なんにせよ
良い経験になったし
なにより親友の気持ちが嬉しかった
本当にいつもありがとう
いやー
しかし
遠かった
【第7章】手術にゅういんその後の巻 ～完～
