乱あんど癌

色んな意味で乱れたおっさんと、突然現れた派手な膀胱癌。RUN&GUN 速攻。常に攻守交替。先生、バスケもしたいし、あんなことやこんなこともしたいです。

第32話 瀬戸内寂聴、宜保愛子、レオノーラパイパー、霊能者って女性多いと思うのは僕だけか?

こんにちは

 

前回の最後に

3.11の我が家について触れましたが

 

その先が気になる

との声をいただいたので

 

ここで

あの日のことを

もう少し

 

ばーばの声により地震に気づいた僕

 

リビングは高い家具もなく

落ちてくる物も特にない

 

ばーばは足が悪い

 

「ばーばはそのまま座ってていいよー」

 

衣裳部屋の子供達のところへ

 

なんとも運の良いことに

ホントこの数週間前

食器棚や衣裳部屋のタンスと天井の間に

耐震用の突っ張り棒を付けたところだった

 

衣裳部屋は

ほぼ物置ということもあり

天井近くまでビッシリ物で溢れているのだが

 

子供ってのは凄いもんで

僕の子供だからなのか

 

そんな「物物物」に囲まれて

グラングランと揺れている中

2人で仲良くトミカ

「ぶーんぶーん」

「ぴーぽーぴーぽー」としている

 

人のことは言えないが

この揺れに全く気づいてないようだ、、、、

 

か、、可愛すぎるぜ、、、

 

そんな可愛いオチビ2人を両脇に抱え

玄関のドアを開けに向かう

 

オチビ2人は

せっかく楽しく遊んでたところを

いきなりお父さんに担がれたために

 

トミカァァァァァーーー!!!!」

「ぶぅぅぶぅぅぅぅーーーー!!!!」

 

と僕の両脇で終始ジタバタしている

 

玄関のドアを開け

 

リビングのばーばに子供達を預け

 

窓も開け

 

余震なのか

まだちょこちょこ揺れている中

 

子供達のトミカ

非難しなければならなくなった時のために

持って出れるリュックを取りに

衣裳部屋へ向かいながら

妻と娘と自分の職場に電話をかける

 

妻と娘の携帯は

込み合っていて通じず

 

職場にだけつながり

当時の僕はアパレルの店長をしていたのだが

副店長が電話に出た

 

店の電話に出たということは

避難するレベルではなかったということか、、

 

「階段の壁の一部が剥がれ落ちたらしいす」

 

それ、、、

 

やっぱり

普通の地震じゃねぇじゃん、、、

 

この時の僕はまだ

事態の深刻さに気づいていなかった

 

 

また次回へ続いちゃいます

 

ここからは

おばちゃん編のつづきはじまります

 

はぁーー忙しい

 

 

といえども

 

僕が鈍感といえども

 

 

まぁたしかに

報道でも

無症状とか無自覚とか

新型コロナにはそういうことがあると

 

特に若い子に多いと

 

しーかーしだ

しーかぁーーーーしだ

 

まず僕は若いと言っていいのだろうか

そこも微妙なラインだし

2月まで抗がん剤治療してて

2月末か3月あたりに新型コロナにかかるって

 

そんなん

はたして

無症状で乗り切れるもんなんだろうか、、、、

 

謎が謎を呼び

謎のまま終わる

 

そうだ

 

ここは

そういうところだった!!

 

危ない、、、

飲まれるところだったぜ、、、、

 

 

神vs神

 

そういえばだ

 

「死神って、、、、ヤバイんすか、、、?」

 

「ヤバイよーー」

 

、、、かるっ!!!

 

、、、かるっ!!!

 

あまりにもビックリして

同じ反応を2回しちゃうくらいの軽さだ

 

「でも、中林くんの場合、、、やっぱなんか違うんだよねー」

 

、、、え、、、?

「え、、、?どういうことすか?」

 

「中林くんて、死神が3体くらい憑いていた時もあると思うのね」

 

、、、な

 

、、、なんですと?

 

「複数の死神が憑いてる場合って、死神同士が中林君の命を取り合うから

逆になかなか死ななかったりするわけ」

 

 

、、、はぁ、、、

 

 

「逆に言うと、死神が一体しか憑いてない場合ってのは、邪魔がいないからピンポイントで命を奪えちゃうわけ」

 

 

、、、、!?、、

 

 

「奥さんの話とか~君(親友)の話聞いてて、中林君ちょっと危ないかもなって思ってて」

「さっき玄関開けた時、中林君に憑いてる死神が1体だけだから、やっぱり!って思ったんだよねーー」

 

 

無敵

 

だからなんなんだよ!!

早くはっきり言えや

このクソババァァァーーーーー!!!!

 

僕は大人だ

 

ナイスガイだ

 

発狂したいのを

グッとこらえ

 

「結局、、、その死神どうすればいいんすか、、?」

 

「え?」

「大丈夫みたい」

 

、、、え、、?

 

「大丈夫??っていうと?」

 

「そもそも死神が憑いてる人って、わかりやすいくらい元気というか生気がないし、明らかに生きるエネルギーが少ないんだけど

「中林君は生きるエネルギーしか感じないし溢れてるくらいだから

たぶん人間的に、というか、波長が合うというか、そんな感じで死神とか貧乏神が寄って来ちゃうだけなんだろうねーー

 

「安心してるだけだから、殺す気もないと思うよ。面白いね」

 

、、、

 

、、、

 

、、、全然おもしろくねぇ、、、、

 

「死神と貧乏神の本でも書けば?」

「こういうのってそうとう珍しいから」

 

、、、この人、、、めっちゃ楽しんでる、、、

 

「たぶん中林君はそういう意味ではタフなんだろうから」

 

、、、どういう意味だ、、、?

 

「岩手の菅○旅館っていう、座敷童子で有名な旅館行ってきな」

「中林君は行ったら絶対何か起きると思うよ」

 

、、、ちょっと興味ある、、、

 

「あと、死神とか貧乏神はしょうがないし、それはそれで面白いから

葛飾区にあるギャンブルの神様のところにも行ってきな」

「何か当たるかもよ」

 

、、、この人、、、

、、、めっちゃ楽しんどるやん、、、

 

そんなこんなで

 

今回はマッサージもないまま

雑談で幕を閉じた、、、

 

僕の死神が危険だった場合

ちゃんと除霊的なことをしようと思ってたそうなのだが

 

死神と貧乏神を連れた僕が生き生きしてるのを見て

必要ないと判断したらしい、、、、

 

そう

 

僕は今

この瞬間も

 

死神と貧乏神と一緒にいるっていうことだ

 

信じるか信じないかはあなたしだい、、、、、

 

 

つづく