第7話 貧乏大家族あるある～長女はバイトと末っ子のお世話、次女は洗濯と下の子の勉強見てあげる～
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こんにちは。
いきなりですが
わたくし
占いとかの類って全く信じてないんですよ
うちの子供達の名前を決める時
妻が良い字画の名前にしろと
字画占いの本を数冊買って勉強したけど
そこには名前の例が載ってるんですよ
芸能人とか大企業の社長とか、偉大であろう人達の名前が
その地位になれたのは
名前のおかげなのか？と
そんなこと本人達に言ったら怒られるでしょ。
結局、統計学の話じゃないかと
現時点までの統計の結果でしょ？と
ってことは
毎年アップデートされ続けるわけだから
子供が大人になる時には
全く違うデータになってる可能性があるわけで
そうなると
産まれた時は最高の字画でも
数十年後には最低の字画になってる可能性もあるわけで
なんじゃそりゃ、と。
世の中、色んな占いがあるけど
さらにいえば対人のスキルがある程度あれば
それっぽくできるんじゃないかと
詐欺とまでは言わないけど
僕は騙されないぞと
かーらーのー
あたし
揺らいでる！！
ちょっと揺らいでる！！
今まで絶対に好きになれないタイプだと思ってた人を
いつの間にか目で追ってる自分に気づいた時くらい
あたし
揺らいでる！！
はじまります。
満員御礼
「絶対に手術は成功するから、それは安心して大丈夫だよー」
「そうなんすか？」
「担当の先生達はもちろん、病院には医者の霊もいるわけで、その霊達も中林くんの珍しい手術には注目してるし、なによりホルマリン漬けの子達と丸刈りくんが絶対に守るしね」
「当日の手術室は満員御礼で、全員で中林くんの手術を成功させてくれるから、まず大丈夫でしょー」
、、、なんとも頼もしいが、、、マジか？マジなのか？
「手術までに何かやっといた方が良いこととかあるんすかね」
「んー本書くとかブログとかやれば？」
、、、！？
「姉ちゃんにもブログやった方が良いって言われてるんすよ」
「でしょー」
「いいんじゃない？闘病日記でも、中2丸刈り貧乏神の話でも」
、、、やっぱりブログやってみるか、、、
この時、このくだらないブログを書くことが確定した。
診察終了
そんな感じで占い師さんとの会話もひと段落し
「え？結局、何かお祓い的なこととかするんすか？」
「しないよー！だって、子供達と丸刈りくんは必要だし、その他2人の貧乏神は勝手にいなくなるし、あとは守護霊だからね」
、、、ってことは
ホルマリン漬けの子供達が3人
丸刈り含め、貧乏神が3人
守護霊が1人
背中から管出てるおっさん1人
計8人
大所帯で来て
大所帯で帰るんかーい！！
、、、ここに来た意味はあったのか？、、、
いや、中2丸刈り貧乏神の話がナナメ上過ぎて
予想以上に面白かったからよしとしよう。
番外編
ちょっと余談にはなるが
占い師さんと貧乏神の話をしている時
僕のお店にも貧乏神がいると言われた。
カウンター内に2人。
僕のお店は小さいお店なので
カウンター内に2人立つとギュウギュウだ。
そこに貧乏神が2人。
それも僕に憑いてたやつですか？
と聞くと
違う、と。
スタッフの子が連れてきたねー、と。
心当たりあるでしょ？、と
、、、
、、、
、、、絶対こいつじゃん、、、
何してくれとんねん
こいつは。
ある意味裏切らない。
いや、むしろ、面白い方に裏切ってくる。
この日、あいつの凄さを再確認した。
つづく
