乱あんど癌

色んな意味で乱れたおっさんと、突然現れた派手な膀胱癌。RUN&GUN 速攻。常に攻守交替。先生、バスケもしたいし、あんなことやこんなこともしたいです。

第4話 北島三郎、ローランド、マキシマムザホルモン、セントチヒロチッチ ~八王子は奥が深い~

こんにちは

 

退院後の生活ブログなんて

 

ただの無職おっさんの生活覗き見じゃねぇか

 

そもそも

そんな話が気になる物好きがいるのか、と

 

そして

僕自身はそこまでさらけ出していいのか、と

 

心から疑問に思う今日この頃ですが

 

引くに引けないこの現状

 

僕は進むしかないのです!!

 

 

まぁでも、、、

 

正直言うと、、、

 

そんなに気にしてないし!

周りの意見なんてどーでもいいし!

勝手に書きたいこと書くし!

 

あぁ、、言っちゃった、、

 

そんな勝手な僕ですが

物好きな方は、今後とも温かく見守ってください

 

僕が落ち込み、悲しんでいる時は

優しく抱きしめてあげてください

綺麗な女性に限り、お触りもOKです

 

僕がお腹を空かし路頭に迷ってる時は

温かい食べ物と寝床を与えてあげてください

綺麗な女性に限り、寝床で僕を食べることもOKです

 

僕が笑顔で楽しそうにしている時は

一緒に盛り上がってあげてください

綺麗な女性に限り、場所を変えて2人で盛り上がることもOKです

 

 

やだ

 

あたし

 

ちょっとワガママかも!!

 

 

はじまります

 

 

八王子上陸

 

明日の天気予報は雨

 

そのせいか

昼間に比べてだいぶ気温が下がり

 

軽く身震いしながら

慣れない街に降り立った

汚いおじさん2人

 

さぁ、八王子

僕達を楽しませておくれ

 

とりあえず

寝床を拠点に動いた方が良いだろう

 

若干、まだ不満気な顔をしているパパを無視しつつ

ホテルの場所を確認する

 

コスパが良いだけあって

駅からは少し離れている

歩いて10分ちょっとくらいか

 

まぁ、しょうがない

 

ホテルの場所を知って

さらに不満気な顔になっているデブ

さらに無視する

 

八王子ラーメン

 

少し歩くと

 

「八王子らーめん びん○ん亭」

 

という看板が目に入った

 

八王子で、びん○ん亭、、、

 

たしか有名だったような、、

聞いたことある気がする

 

一応、僕はこれでも元ラーメン屋

当時は、それなりに他店の勉強したもんである

 

「よし行こう、ラーメン食おう、腹減った」

 

突然、隣のデブはノリノリだ

 

しかし、有名店の確信がないため

外から覗いてみる

 

現在22時過ぎ

カウンターに20代後半くらいの男性が1名のみ

ホールと厨房に、金髪で20代前半くらいの女性スタッフが2名

その女性が麺振りしているところを見ると

他にスタッフはいないみたいだ

 

悪く言うわけではないが

どう考えても、有名店の状況ではない

 

諦めようとした、その時

 

「あの子達の頑張りに心を打たれた! ここで食べよう!」

 

隣のデブは突然、そう言い放ち

店内に突撃して行った

 

猪突猛進

 

頑張りて、、、

客1人しかいない状況で、あの子達の頑張りて、、、

 

 

卵焼き

 

瓶ビールに

パパはオーソドックスなラーメン

僕はおつまみチャーシューのみ

 

着丼したラーメンのスープを

嬉しそうにすすり

ラーメンを豪快にすする

 

パパの表情が止まる

 

もう一度すする

 

パパの目に「?」が浮かんでいる

 

「どうした?」

聞いてみる

 

「卵焼きの味がする」

 

「はい?」

 

「中林さん、このラーメン、卵焼きの味がする

 

、、、なんなんだ、こいつは

全く意味がわかんねぇ

 

「俺の味覚がおかしいのかも、、、なんでだろ、、、」

「めんつゆのような、、卵焼きの味がする」

 

突然、自分の味覚異常に不安を覚えたのか

何度もスープをすすっては麺をすすり、首をかしげている

 

湯気で眼鏡を曇らせながら

デブゆえの汗を浮かべ

首をかしげながらラーメンを食べる姿に

 

僕の好奇心は揺さぶられ

 

「ちょっとくれよ」

気づけば、そう言っていた

 

「いいよ」

僕の前に丼を差し出す

 

れんげでスープをすすり

麺もすすってみる

 

、、、

、、、

 

ファイナルアンサー後の

みのもんたを見るような目で

パパが僕を覗き込んでいる

 

 

「卵焼きだ、、、卵焼きの味がする、、、」

 

 

分析

 

味覚障害ではなかった

自分は間違っていなかったのを確信したパパは

「でしょ!?でしょ!?」

と喜び

 

僕は僕で

最初にこのラーメンを食べた時のパパの目

「?」の状態になる

 

僕達なりの分析はこうだ

 

めんつゆのような醤油ベーススープの甘さ

八王子ラーメン特有の、玉ねぎみじん切りの甘さ

麺の小麦、もしかしたら卵が混ぜ込んであるのかもだが

それらが混ざり合った結果

卵焼きのような味に感じたのであろう

 

軽く酔っていることもあり

 

パパは味覚障害ではなかった

ということと

二人とも、卵焼きの味がした

ということと

 

最終的には

これ卵焼きじゃなくて、ラーメンだし!

 

という

謎の盛り上がりを見せ

 

おじさん2人はご機嫌で店を出た

 

え?

結果的にどうだったのかって?

 

別に

美味くはない!

リピートすることはないでしょう!

しかし

スタッフの女の子達は、意外と頑張っていた!

 

という意見でまとまりました。

 

 

、、、やべぇ

 

こんなにくだらない

おじさん旅の話が終わらねぇ、、、

次回に続いちゃいます、、、

 

つづく