乱あんど癌

色んな意味で乱れたおっさんと、突然現れた派手な膀胱癌。RUN&GUN 速攻。常に攻守交替。先生、バスケもしたいし、あんなことやこんなこともしたいです。

第16話 交差点にある喫茶店にて、テレサ・テンベストテン

こんにちは。

 

前話ラストでも触れましたが

 

わたくし

 

無事

 

手術

 

終了いたしました!!!

 

ひゅーひゅー!

みーんなー!!

帰ってきたよおぉぉぉぉぉーーー!!

はい、そこ! 嬉しいからってパンティー投げなーい!

かぶらなーい!!

 

正直、術後2日間は

スカウターに反応しないぐらいの生命力でしたが

サイヤ人ばりに回復していく予定でございます。

もちろん瀕死状態からなので

戦闘力は以前を大きく上回ります

 

やべぇ

人間の域を超えちまう

「俺は人間をやめるぞぉぉぉぉオオオリリリリィイイイイイーー!!!!」

ディオ的に大袈裟に言うならこんな感じでしょうか。

 

ジャンプらぶ。

 

詳しくはまたここで書きますので

のんびりお待ちいただけたらと。

 

身体から6本の管が出てる状態で、はじめます。

 

ラススパ

 

昨日で抗がん剤投与も無事に終了

「もしかしたら手術日が後ろにずれるかもしれない」

なんて先生がチラッと言っていたのを除けば

あとは時間の流れに身を任せるだけとなった。

 

ここにテレサ・テンがいたら

僕のために1曲歌ってくれたに違いない。

なんなら

スナックの汚いババァ達なら頼まなくても喜んで歌ってくれるだろう。

それはそれで嫌いじゃない。

 

今回の入院は

泌尿器科のベッドが空いてなかったらしく

呼吸器&短期入院のフロアに入室させられ

知らない看護師に知らない雰囲気

 

挨拶すら交わす相手のいない僕は

やっと抗がん剤投与が終わったというのに

ひっそりと過ごすことになった。

 

副作用とは

 

そういえばだ

 

手術が後ろにずれるかも

という話は僕にはどうしようもないことで

お任せするしかないのだが

 

毎度、入院初日は

担当チームの先生、誰かしらと顔を合わせるのだが

その日は一番診てくれてる先生と見習い先生の2人が来た

 

顔を合わせるなり

「あれ、、中林さん、、」

 

抗がん剤には副作用があり

最も多いのは、倦怠感、疲労感、むかつき、吐き気、食欲減退。

簡単に言えば、ダルく、飯食う気になれない

結果、体重が落ちていく人がほとんどで

抗がん剤投与の3ヶ月間で10キロ近く落ちる人も珍しくないらしい。

 

ダイエット

 

はい、僕は太りました

そりゃあもうスクスクと。

 

抗がん剤始まったら痩せちゃうから、食べれる時に食べといた方がいいです。」

「食欲があるのは良いことなんで」

「先生達もそう言ってたじゃんかぁーーー!!」

 

前回退院した時より、さらに太りました?」

と言おうとしてる先生に先制攻撃をかます

 

先生達は顔を合わせ

「たしかに普通は痩せていくはずなんだけど、、なんでだろ、、」

「痩せないにしても、太るって人はほとんど、、」

 

何が言いたいんじゃゴラァァァァァァー!!

 

抗がん剤で毛髪が抜けた時のためにした、坊主頭と

ブクブクと肥えた、丸い腹

もはやダルマの化身となった僕は心で叫んだ

なんなら髭のせいで

顔を逆さまにしても、顔になってしまいそうだ。

 

「中林さん、これほとんどない例なんですけど、もしかしたら、ダイエットした方が良いかもしれないです」

 

なんだとおぉぉぉーーー!

 

「手術は開腹するので、やっぱりお腹の脂肪はない方が、圧倒的に手術しやすいんですよ」

 

そ、そ、そうなのかあぁぁーーー!!?

 

だって、だって、だって

食べれる時に食べた方が、、、

食欲あるのは良いこと、、、、

って、、、

 

手術は来月

その前は1ヶ月の一時退院

子供達は夏休み

 

 

、、、

、、、

リームー、ゼッタイ。

 

オカアサン

ボク、キョウハラーメンガタベタイナ。

ア、アシタハカレーガイイナ。

ヤキニク、オスシ、ハンバーグ、オコノミヤキ、、、

タクサンタベタイモノガアルンダァー

タノシミダナァー

タノシミダナー

タノシミ、、

タノ、、タノ、、タ、、、、タ、、

、、タマキーン!

タマキンタマキンタマキーン!

タマキンタマネギタマキーン!!

 

、、、おお

あまりのショックで

変な方向に飛ぶところだったぜ、、

 

つづく