乱あんど癌

色んな意味で乱れたおっさんと、突然現れた派手な膀胱癌。RUN&GUN 速攻。常に攻守交替。先生、バスケもしたいし、あんなことやこんなこともしたいです。

第5話 地獄の扉が現れた こちらをじーっと見ている 仲間にしますか?

こんにちは。

 

7月1日でまたひとつ大人になりました

 

明石家さ○ま

ダイ○ナ妃

カールルイ○

江頭2:5○

 

同じ誕生日です、はい。

個人的には結構スゴい面子だと思います、はい。

 

小さい頃

遊びに行こうと家の外に出たら

道路を挟んだ、向こう側の畑は豪雨

こっち側は晴れていたことがありました。

数秒後にはびしょ濡れになりましたが。

 

晴れと雨の境目を見ました

 

そんな奇跡の子が

こんなおっさんになるなんて。

 

ある意味、奇跡!!!

 

前回のつづきからどうぞ。

 

地獄の扉開く

どうやら、交換時に腎盂まで入りきってなかったらしい

 

腎臓の中から尿が流れていたのではなく

中がパンパンになり、溢れてきた尿が流れていただけだったみたいで

そのおかげで身体中浮腫み、倦怠感に襲われた

背中に管刺さってるのに水腎症になるという

まさかの展開だった。

 

余裕ぶってレントゲン見ないで交換するからだと

後々、主治医を責めてみたが

 

このときは色々なことがフラッシュバックして

恐怖で何も言えなかった

 

覚悟

これに覚悟が必要なのは、知っている。

 

タオルを借りて口に咥える

テレビや映画でよく見るやつだ。

激痛にはこれがけっこう良い仕事をする。

 

地獄の扉が少しづつ開き

僕を恐怖に陥れようと、悪魔たちがあふれ出ようとしている。

 

はいはい、ちょっと待って

わかった!

わかったから

 

僕はスタスタ歩いていって

地獄の扉を開き

 

ちょっといい?

一回みんな中入って

大丈夫、大丈夫

早く早く

そうそう、そんな感じ

そこちょっとスペース空けて

俺も入るから

そそそそ、ありがと。

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ、、、、

バタン!、、

 

ぎいやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~!!!!

 

待つくらいなら

行った方がいい。

 

どのみちやられるから。

 

恐怖で退いても

結果が同じなら

せめて

前へ進め

 

この病院で覚えた教訓である。

 

急展開

ズタボロになった僕は

車椅子に乗せられ

今日は入院した方が良いということを聞く。

 

地獄の扉現れた時点で100パーわかってましたから

 

最後にCTを撮って

病室の準備ができるまで時間外外来の処置室で待つらしく

車椅子を押され、エレベーターホールへ。

下のボタンを押し、待つ。

 

寒くなってきた

 

エレベーターが来た。

 

満室。乗れない

 

寒いな

 

エレベーターが来た。

 

満室。乗れない

 

旧棟から新棟への引越し作業がまだ続いており

業者の出入りが激しいため

エレベーターは全然来ないし

来ても乗れないのがほとんどだ。

 

寒くて震えてきた

 

エレベーターが来た。

 

満室。乗れない

 

ザケンナ。

 

もうダメ

ガクブル状態

 

車椅子押してくれてる看護師さんも焦り限界。

 

エレベーターが来た。

 

混んでる。強引に乗る

 

1階到着。

 

ガーっと勢いよく押され

処置室みたいなところに入る。

 

車椅子押してる看護師さんが

シバリングシバリング起こしちゃってます!!」

大声で言う。

 

シバリング恐るべし

 

看護師とか先生とか集まってきて

もはや震えじゃなくて発作みたいになっちゃってるし

身体がいうこときいてくれない

 

ベッドに寝かされて

布団たくさんかけられて

首の下に暑いタオルはさまれて

両腕同時に点滴の針を打てるとこ探されて

血圧ずっと測られて

 

しかし身体はバタンバタン!!

 

ゾンビ映画とかの

ベッドにグルグル巻きにされちゃってるやつみたいな感じ。

 

点滴を高速で打たれて

しばらくしたら落ち着いてきたけど

あれは恐かったな

周りの焦りっぷりが一番恐かった

 

で、検温したら

39度超えてた

 

はい、2クール目まで入院決定

 

熱が出たら

あきらめろ

 

これも

ここで学んだ教訓なんだろうな。

 

つづく。