乱あんど癌

色んな意味で乱れたおっさんと、突然現れた派手な膀胱癌。RUN&GUN 速攻。常に攻守交替。先生、バスケもしたいし、あんなことやこんなこともしたいです。

終末のフール

闘病中に読んだ本を中心に

勝手に言いたいことを言い

書きたいことを書く。

 

明日、世界が終わるとしたら

最後に何を食べたいか。

よくあるやつ。

何を食べるかではなく

誰と食べるか、だろ!!

 

男前ですいません、はじまります。

 

終末のフール

 
ここで言ってた
「彼」が持ってきたもう一冊。

vs-cancer.hatenablog.com

 

今度こそは頼むぜこーたろー!

 

こーたろー!

 

面白いじゃねぇかぁぁぁー!!

 

この本面白かったな。

設定から秀逸してる。

やられたぜ。

 

もう

こーちゃんって呼んじゃう!

 

地球滅亡

 

8年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡します。

 

もし、本当にこんなことになったらどうします??

 

最初は信じないが、少しづつ信じ始め

不安になり、暴動が起き

破壊行為や強盗、殺人、レイプなど

世界中がパニックとなり

無法地帯となる

そりゃそうだ。

 

こーちゃんは

短編小説という形で描いているのだが

 

無法地帯となった後

 

地球滅亡ニュースから5年が過ぎ

疲れからなのか

諦めからなのか

平穏を求めるようになったのか

世界が小康状態になった時期の

仙台にある団地「ヒルズタウン」の住民達の話

 

この設定が良い!

 

パニックの時期ではなく

小康状態になってからの

団地の住民たちってのが良い!

 

余命3年

 

癌になって

自分の店もなくなって

借金残して無職になって

ほとんど入院生活になって

 

死ぬ気はさらさらないけど

この状況で読んだから

より良かったんだろうな。

 

周りは「絶対に大丈夫」って言ってくれるけど

少しはどこかで覚悟をしておかなきゃいけなくて

 

やっぱそうなると

僕の場合は

いかに笑顔でいられるか

いかに笑顔にさせることができるか

「いつもどおり」でいられるか

対「人」、がテーマ。

 

この本に出てくる住人たちは

余命3年しかないのだけど

みんなやっぱり

「いつもどおり」がベースで

対「人」がテーマ

 

「死」が迫ってる中で

悪く言えば「平凡」なんだけど

なんかスゴい共感できたなーと。

 

まぁ、余命でいうと

僕はあと150年は生きるし

神に近いヒーローだから

庶民とは違うんですけどね!

 

短編小説

 

日本文学でも

短編小説は僕でも読みやすいかも

 

結局のところ

慣れと好みなんだろうけど

 

この本の前に

日本文学の短編小説を読んだのは

たぶん20年ちょっと前だと思う。

そんな昔になるのか、、、

 

乙一の「ZOO」って作品

 

これはグロかったなぁー

スゲェ衝撃を受けた。

 

姉ちゃんが乙一推しで、貸してくれたんだっけな。

違ったらゴメン。

 

僕は面白かったけど

闇感がハンパないから

あまりオススメはできないかな。

 

「終末のフール」は良かった

やったぜこーちゃん!

 

気になった方はぜひ!