第12話 もはや癌ではなく、腎臓に踊らされてることに気づく～神だけに、まさか釈迦の手のひらなのか？～
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こんにちは。
良き人たちに囲まれて
感謝
感激
秀樹
感激
関ジャニエイト
地球上全ての人に愛と感謝を。
どーも
西新宿のパンティー、、
パーティーヒーロー中林です。
お見舞いに来てくださる方々みなさんに
思ってた感じと違うと言われ
思ってた感じというのは
テレビで観る癌患者らしく
頬はこけ、痩せ細り、軽くクマなんてあったりして
抗がん剤の影響で、突っ込みづらい感じで髪もまばらに抜け
どんなに明るく笑っても少し辛そうに見える
そんな感じでしょうか。
僕は
抗がん剤投与前よりも腹が出て、顔も丸くなり
逆に肌に張りが出て、髪の毛どころか体毛もボーボーで
爆笑しながらコーラにお菓子食ってる
あたし
心配されたい！！
痩せたい！
せめて体毛だけでも抜けたい！
流行のブラジリアンワックスしたの？
なんて言われたい！
いやん
お腹空いてきちゃった。
空腹紛らわせるために
はじめちゃいます。
管交換
今回の入院期間が
予定よりも約1週間延びた原因はこれ。
右腎臓の管交換。
高熱を出すことなく
スムーズに終われば
明日の朝に退院できる。
行くぞオラァァァァァー！！
X JAPANのTOSHIばりに雄叫びを上げた。
もちろん心の隅っこで。
今回入院してから
担当の先生方に
グチグチ、、ブーブーと文句を散々言ったので
今回は最初から
造影剤を入れて
レントゲンを見ながら管交換
というミスしようがない状態で行われた。
ミスしようがないんだけど
造影剤入れるから
ちょっと痛い。
心配なのは
造影剤とはいえ
腎臓に異物を入れてるので
熱が出る可能性があるってことだ。
いやな予感
病室に戻ってきたのが13時半くらいだったかな
背中に少しだけ違和感あるんだよなー
まずミスはあるわけないとして
たぶん中のバルーンを膨らませたからだろうなー
なんて考えてたら
妻が長男連れてお見舞い来てくれて
元気100倍！明日退院するぜ！
なんて思ってたら
なーんかちょっとダルい
まさかねぇ、、
晩御飯直後の検温で事件は起きた
37.8℃
ぶほぉ
おふぅ
あかん
あかんやん
解熱剤は38℃以上にならないと処方してくれない。
考えろ考えろ
ぴこーん！！
アタシ
テンサイ
アタシ
テンサイ
解熱剤としてではなく
鎮痛剤としてもらおう
こうして
背中の違和感を理由にして
解熱鎮痛剤をゲットすることに成功した。
そして
氷枕ももらい
19時過ぎに全力で寝た。
奇跡を呼ぶ男
朝4時半にズバッと目が覚めた。
9時間くらい爆睡してやった。
寝起きの感覚で
外が晴れているのと
熱が下がってるのが
手に取るようにわかった。
最高の目覚めだ。
我、復活なり。
昨日までの雨が嘘のように晴れ
4時50分頃
日の出も見た。
我、奇跡の男なり。
キリスト
そろそろ「聖おにいさん」にも出れるだろう。
隣の部屋に引っ越してきたパターンでいこう。
あの大家さんとは仲良くできる自信もある。
完璧だ。
読みかけの本をラストスパートし
朝ごはんを食べ
朝の検温タイム
36.4℃
オラァー！跳べ跳べ跳べ跳べ跳べー！！
今は亡きX JAPANのhideばりにオーディエンスを煽りたい気持ちだ！
もちろん心の隅っこで。
本日付けの退院ゲット！！
しかーし！
またもや次男坊が風邪を引いてるため
あたくし
実家に帰らせていただきます！
つづく
